逆に自粛生活だからこそできたことや良かったこともいくつか思い当たる。
子供、家族とこんなにたくさんの時間を過ごることはきっともうないだろうし
飲み会もなく旅行もできないので、余計?な出費が減った気もする。
また、剣道も自粛になり満足に稽古できなかったので、
体への負荷が大きく減ったお陰で腰痛や膝痛が治ったのは本当に嬉しい誤算でした。
そして「PRESENT企画」もまた
こういう世の中にならなければできなかったことの一つ。
コロナ禍で部活動ができず、また引退試合もできずに終わってしまった
昨年度の卒業生とその家族を撮り続けてきた活動です。
無償で撮影し、写真は全てプレゼントしてきました。
そしてその活動の一部は、雑誌剣道時代に毎月掲載いただいてきました。
最新号の8月号には鎌倉高校剣道部が掲載されています。

今回は初めてプレーヤーではなくマネージャーが部活への思いを書いてくれています。

剣道部のことばかり発信してきましたが、
バスケ部やチアリーディング部など、色々な部活を撮影し
普段仕事ではほとんどやらないスポーツ写真の難しさを痛感してきました。
当初、僕ら大人は不測の事態に対応することに必死で、
子供たちが置いてけぼりになっているように感じたことも、この活動を始める一つのきっかけでした。
今は様々な対策の下、部活動や公式戦も再開されはじめ
子供たちはまた以前のように多くの人たちの愛情に包まれているように感じています。
それら色々な状況を鑑みて、
この活動は剣道時代8月号の掲載をもって終了することにしました。
活動を通して出会った全ての皆さんに感謝です。
仕事につながる出会いや発見もたくさんあったし
写真やコミュニケーションに関わる学びも多々ありました。
誰かが喜んでくれればいいな、と思って始めたのですが、
たくさんの人との出会いや交流を通して写真の力を改めて感じ
自分の職業や自分の手仕事に改めて誇りを感じることができた時間でした。
ありがとうございました。
また、こうした僕の個人的な活動をご好意で
10回に渡って掲載してくださった剣道時代編集長の小林さん、本当にありがとうございました。
若い剣士や親御さんは写真より、剣道時代に載れたことが何より嬉しそうでした。
これを一つの励みに、一人でも多くのお子さんが剣道を続けてくれたら嬉しいです。
これからも剣道界のため、若い人たちのためにできることがあればいいなと思っています。