2016年02月29日

生物多様性

ちょっと前に、日テレアナウンサーの桝太一さんを撮影した。

インタビューの中で生物の多様性について話がおよんだ。
(僕はいつも撮影の前後で行われるインタビューをすごくよく聞いている)
桝さんは東大大学院の農学生命科学研究科を出ていて、生物オタクとしても有名だ。
「生物好きの世界にはいじめはないと思う」と桝さんは言っていて、その根拠が素敵だった。
内容を僕なりに要約すると、


人間の世界では「人と違う」ということが「変わっている」「変だ」ということに繋がり、
いじめや人間関係のこじれの原因になることが多々ある。
生物の世界はむしろ他と同じところを探すのが難しいくらい多様性に富んでいて、
生物オタクにとって他と違うことはネガティブなことではなくて、
興味を惹かれるワクワクすることであり、
違いを楽しむことこそが生物の面白いところの一つでもある、と。
そういう意味で、生物好きの人は多様性にもともと寛容であり、
誰かが他の人と異なっているという理由で排除したりすることはないんじゃないかと思う。



というような話だった。
へぇ〜、素敵な話だなー、自分の子供は生物に興味を持ってくれるだろうか、と聞きながら思った。



世間の風潮としてもダイバーシティの重要性なんてことがよく語られたりするけれど、
多様性を受け入れることって意外に難しい。
特に限られた世界の中で生活をしていたり、特定の分野しか見ていなかったりすると、
どんどん凝り固まっていって、そういうつもりはなくても「多様性」「人との違い」
に対する拒否反応が強くなるように思う。

このところ仕事でもプライベートでも「多様性を受け入れられない人」によく出会う。
世の中には色んな人がいて、色んな立場、色んな考えがある。
自分と違う、という理由で相手を否定し攻撃して排除しても何も生まれないし、そもそもキリがない。



僕は自分でもだいぶ偏った人間だと思うけど、
学生の数だけは異常に多い大学で、多くの一風変わった人に出会ったり、
ヨーロッパに4年間住んでいたときに色んな人種、国籍、宗教の人と触れ合って、
自分自身も人種差別的な扱いを経験したりしたお陰で(?)、多様性については多少の免疫があるみたいだ。

自分と違う人、違う考えをする人を受け入れられなくて、すぐに攻撃的になる理由の一つは、
簡単に言えば強迫観念というか自己防衛本能なんだろうと思う。
自分と違う考えが受け入れられ、正当性を認められることは、すなわち自分の否定に繋がる。
と思っている。
だからこそ自分を守るために自分と違う考えは絶対に受け入れられなくて、
必死で潰しにかかるというわけだ。
僕は心理学者でもなんでもないけど見ていてそう感じる。

でも実際には一つの肯定がすぐに他方の否定になるなんてことはあまりない。
物事はそんなに薄っぺらいわけがなくて、もっと多面的で複合的で複雑で盛り沢山だ。

ヤクルトスワローズの大ファンはすなわち他球団が嫌い、ということではない。
他球団があるからこそ楽しいわけだし、「ヤクルトが好き」という気持ちの裏には野球が大好きだ、
という前提があるはずで、ライバル球団のファンとだって
(譲れないところはあるとしても)大好きな野球について色んな話ができるはずだ。





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うちの子が産まれてちょうど三ヶ月。
首はだいたい座った模様。現在6.8kgくらいで、ますますムチムチしてきた。
最近のお気に入りは自分の手でもう一方の手を触ること。

当たり前かもしれないけど、赤ちゃんの腕は信じられないくらい短い。
自分の頭のてっぺんまで手が届かないんだから、僕はちょっと笑ってしまう。
手を伸ばしても耳くらいが精一杯。
大の字で寝てても、見た目のイメージ的には「大」ではなくて残念ながら「小」だ。

もう一方の手を触るのも、
最短距離で手を伸ばし合って体の正面でどうにかギリギリ手と手が触れ合う、
といった感じ。ぷっ。
ある日そうやって右手と左手が出会って以来、随分と気に入ったようで、
ずっと右手で左手を、左手で右手をもみもみしている。
その姿がかわいすぎてもはや同じ人間とは思えない。


最近発見した泣き止まないとき効果テキメンのあやし方は「スクワット」です。
(他の子にも効くのか、そもそも良いことなのか悪いことなのかはもちろん不明です)
泣いている子を抱っこしたまま、足を肩幅よりやや広めに開いて、上下にゆ〜っくりスクワットをします。
一回3〜5秒かけるイメージで、子供は地面に対して垂直の姿勢を保てるように上下します。

しばらくやっているとうちの子はギャンギャン泣いてても大人しくなって、
そのままゆ〜っくりスクワットを続けると腕の中で眠ります。

当たり前ですが約7kgを抱えてスクワットするのはかなりきついです。
休み休みやっても2、30分やったら足パンパンです。
最近ランニングをする余裕がないので僕はよいトレーニングだと思うようにしてます。



深夜の寝室。
暗闇の中で泣き叫ぶ赤子を抱っこしてスクワットをしながら
じっとり汗をかいているおっさんの姿は結構シュールです。

夜が明けていく外の気配を感じながら、
いつまで続くかわからないスクワットをしつつ
「この子は生物に興味を持ってくれるだろうか」と心配したり、
まぁ心配してもしょうがないかと思ったりしています。

posted by SUGI-NOTE at 01:59| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
こんにちは。クロダミサトです。
ちょうど子供が同じくらいに産まれたので、
お子さんの話を読めるのが凄く嬉しいです。
自分の手でもう一方の手を触ることが出来るなんて凄いですね。
うちの子は、まだ右手と左手が出会ってないみたいです。笑
うちの子のマイブームは歌をうたうことみたいで、
2、3日前から急に歌い始めました。朝大熱唱をしてます。笑

Posted by クロダ at 2016年02月29日 22:50
クロダさん、ブログ読んでくれてありがとうです。
まさか1週間違いだとは思わなかったのでびっくりでした!
同じ境遇の友達がいるのが心強いです(男女の違いありますが)。
歌うたうんですか?!すでに自己表現するなんて驚き!
これからも色々情報交換しましょー!
よろしくお願いしまっす!
Posted by すぎの at 2016年02月29日 23:27
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