2020年05月01日

うまく写真を撮るには 写真を撮る意味

気づけば独立して10年以上がたっていて
自分の中に様々な撮影のノウハウがたまり、
写真に対する自分なりの考えもまとまってきた気がしています。


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写真を職業にしていると

"どうやったらうまく写真が撮れるのか?"

と聞かれることがたまにあります。
とても難しい質問です。

困ったなぁと思いながらたいていの場合

"撮りたいものを良く観察して、
どうしてそれを撮りたいと思ったのか自覚するのが大切"

と答えてみるのだけど、だいたいあまり納得してもらえない。
まぁそりゃそうだろうな、と自分でも思います。



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撮り方を含め、写真の技術的な事柄に難しいことはほとんどない。
絞り、シャッタースピード、ISO、ホワイトバランスなど、
写真用語は分かりづらく、面倒臭く聞こえることもあるかもしれない。
でも、どの内容もそれ一つ一つを取り出してみれば
誰にでも理解できるものばかりです。

「全部覚えなきゃ!」と思ったらそれは確かに大変なので、
必要になったものから順に整理していけば自然に身について、
撮り続けていればいつしかそれほど意識しなくても
適切な形に収めることができるようになるものです。



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このところずいぶんと暇なので、
“うまく”写真を撮る方法について少し考えてみました。
一応最初に断っておくと“うまい”と“良い”は別物です。

例えば、同じ場所で同じ被写体を何パターンか撮ってみるとして
できあがった写真に違いを生み出す要素はなんなのか、考えてみます。
(その違いが上手い下手に繋がるのではないか、というアプローチです)
大きく4つあります。

1 構図   被写体をどこに置くか、アングルはどうするか、など 
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2 ピント  どこをボカすか、またボカさないか。ブレなども含みます
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3 色  彩度を上げたり下げたり、全体の色のトーンなど。
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4 光   光の方向性。光の強弱、明暗。光の種類。
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(人物撮影の場合には、もちろん上記4つに加えて
相手との関係性や表情なども大切な要素になりますが、一旦置いておきます)



この4要素の組み合わせや取捨選択次第で、
同じ場所で同じものを撮っても全く別の写真になる。
これには正解があるわけではなくて
何を表現したいか、何を強調したいかによって
適した組み合わせが変わってきます。
そういう意味で、洋服を選ぶのと近いかもしれません。

なぜ自分が“それ”を撮りたいと思ったのか。
言い換えれば「何に心を動かされたのか」がはっきりしていれば、
どう撮るべきなのか、適した組み合わせが見えてきます。



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簡単な例を挙げると
夕日を見て綺麗だなぁと思いシャッターを押すとする。
どういう設定でどのように撮るかは、
具体的に何を綺麗だと感じたのかによって変わってきます。

夕日の「赤い色」が綺麗だなぁと思ったのであれば、
ホワイトバランスや色温度を調整して
自分の見た色、理想の色に近づけます。

もし「空の広がり」が美しいと思ったのであれば
広角レンズであおってダイナミックに撮影するのが正解かもしれません。

写真は(意識的にせよ、無意識的にせよ)
取捨選択や組み合わせの結果生じるものなので、
自分で自由に操作できる要素が多ければ多いほど表現の幅が広がります。
つまり写真の“うまさ”は「技術的な引き出しをどれだけ持っているか」
また「それをどれだけ適切に使えるか」に比例する部分があります。

前述の例でいうと、夕日の赤が綺麗だと思ったのに、
色温度についての知識がなく、設定方法を知らなければ
そのままオートで撮影するしかありません。

その人がもし色温度の調整もできるし
色が飛ばないように若干アンダーに撮る配慮もできて
RAW現像時にさらに調整を加える技術、知識も持っていたとしたら
ずっと魅力的な写真に仕上げられるはずです。
これは技術、知識に支えられた“うまさ”です。
そういう意味で、技術的な知識や経験は多いほど良いともいえます。



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ただ撮影技術や加工(だけ)で作り上げた写真は、
味気なく感じられることが多いのも事実です。
色々な技術や知識を持っていて、それを適切に運用できることは
(とても大切ですが)、結局表層を整えることに過ぎないとも言えます。

技術は誰よりもすごいけど子供に全く関心のない人が撮る子供の写真よりも、
多少技術や経験で劣っても子供が好きで小さな表情の変化を感じとり
子供の成長や子供らしさに感動できる人が撮った写真の方が
生き生きとした子供が写っているだろうというのは容易に想像ができると思います。



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クラッシックが大好きで、エレキギターの音は騒音にしか聞こえない
という人がいたとして、その人にロックバンドのライブ写真を頼んでも
ろくな写真が上がってこないのは明白です。

(ハイスピード撮影や超高感度撮影など特殊なものを除いて)
基本的に目で見たものを写すのが写真です。
人間の視覚は分かち難く意識や思考とつながっています。
同じ子供が目に写っても、
人によって、またその時の心のあり方によって見えるものは様々。
見えないものは写せず、
何が見えるかはその人の考え方や物の見かたに大きく依存します。



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その視覚と思考がとけあった先にある“まなざし”みたいなものが、
写真の違いを生み出すもっとも大きな要素であり、
写真を撮る意味なのかなと、僕は今のところ思っています。
また、”まなざし”を持っている人のところにこそ、
決定的瞬間がやってくるような気もしています。



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ワークショップのような形で、
僕の持っている知識や写真の楽しさを共有する機会を作りたいな
と計画していたのだけど、このご時世で頓挫しています。
人が集まって直接対話することの意味みたいなものも
今後大きく変わってきそうな気もするので
時期を逸したかなと思っています。
posted by SUGI-NOTE at 03:06| Comment(0) | 日記

2020年04月07日

素振り

審査前はあんなに頑張って毎日やっていた素振りを
ここ数年は気が向いた時しかやっていなかった。

世田谷区代表チームで試合に出してもらっても負けてばかり。
(勝った記憶がない)
なかなか満足に稽古もできない日々が続いていたので
なんとなく毎日の素振りを再開。
約1ヶ月たって、だいぶ体が締まってきた。

重めの木刀で200本から。

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最初はヒーヒー言いながらフラフラになってどうにかこなしていた200本が、
この頃だいぶ楽にできるようになってきた。
でも、楽にやっては意味がないので、最近はさらに股割りや
腰が沈むまで左右交互に大きく前に踏み込んでの素振り
(名前がわからん)をやったり、存分に体を痛めつけて喜んでます。

素振りは竹刀や木刀の振り方よりも
足さばきや体重移動の修練だと思っていて(大好きな先生がそう言っていた)
重い木刀を力一杯振っても体がブレることなく、
いつでも次の動作に入れる体勢や気勢を維持することを心がけてます。


数日のんびりしていたのだけど、
こういう時だからこそやりたいこと
やるべきことがたくさん湧いてきて
ちょっと不謹慎なくらい元気です。

子供には家で少しでも体を動かせるようにトランポリンを買ったので、
開封して喜ぶ顔を見るのが楽しみです。
自分でも情けないくらいデレデレです。

いつも通りしっかり食べてしっかり寝る。
家でできるやりたいことも存分に満喫して
健康体を維持したいと思います。




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2019年04月01日

オールドレンズ


古いマニュアルレンズで遊んでます。


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自分の写真に満足がいかないと、新しいカメラやらレンズが欲しくなったりするのだけど
それは単なる現実逃避であって無意味なことが多いです。


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でもどうしても気になって仕方がなかったので、
ソニープロサポートで色々なレンズをお借りして試してみた。

色々試して、やっぱり単焦点の明るいレンズはいいな、というのが結論でした。
Planar T FE 50mm F1.4 ZAがとても良かったので、買いたいと思ったのだけど
そういえば1本、ニコンのai 50mm F1.2を持っていたことを思い出した。
古いマニュアルレンズ。

マウントアダプターを介せば僕のsonyのミラーレスカメラでも使えるではないか、
ということで、このところその古いマニュアルレンズで遊んでいます。


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開放だと収差も周辺減光もひどいし歪みもあるし、なかなか使いにくい。
買おうかと思ったPlanarなど、最新のレンズの素晴らしさを痛感する。
でもでも、必ずしも四隅まで行き渡る精密な描写を求められないシーンもあるはずで
そういうケースでは独特の面白みを発揮してくれそうな期待ができるようなそうでもないような気がします。
仕事では使えるシーンはかなり限定されそうだけど、
プライベートで遊んで使う分にはなかなか面白いです。


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レンズを変えるだけで撮る写真が変わる。
でも変えたくても全く変わらない、変えられないところもあるのは事実。
何を言ってるか分からないけど、本当にそうです。



最近のカメラの性能はすごい。
もはや天文学的数字になっている画素数や
勝手に瞳を追いかけたりするオートフォーカス、
1秒間に何十枚も撮れる連写性能、などなど。
魅力を感じる一方、写真って一体なんなんだろうって、少し頭がくらくらする。

オールドレンズで子供や好きな人、好きなものを撮っていると
心がおどったりホッとするのはそういうことなのかもしれない。
単なるノスタルジーとかではなく。

高性能、高機能に踊らされるものか。
本質を見抜いて取捨選択するのはこちらの仕事だ。


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posted by SUGI-NOTE at 00:46| Comment(0) | 日記