古いマニュアルレンズで遊んでます。

自分の写真に満足がいかないと、新しいカメラやらレンズが欲しくなったりするのだけど
それは単なる現実逃避であって無意味なことが多いです。

でもどうしても気になって仕方がなかったので、
ソニープロサポートで色々なレンズをお借りして試してみた。
色々試して、やっぱり単焦点の明るいレンズはいいな、というのが結論でした。
Planar T FE 50mm F1.4 ZAがとても良かったので、買いたいと思ったのだけど
そういえば1本、ニコンのai 50mm F1.2を持っていたことを思い出した。
古いマニュアルレンズ。
マウントアダプターを介せば僕のsonyのミラーレスカメラでも使えるではないか、
ということで、このところその古いマニュアルレンズで遊んでいます。


開放だと収差も周辺減光もひどいし歪みもあるし、なかなか使いにくい。
買おうかと思ったPlanarなど、最新のレンズの素晴らしさを痛感する。
でもでも、必ずしも四隅まで行き渡る精密な描写を求められないシーンもあるはずで
そういうケースでは独特の面白みを発揮してくれそうな期待ができるようなそうでもないような気がします。
仕事では使えるシーンはかなり限定されそうだけど、
プライベートで遊んで使う分にはなかなか面白いです。


レンズを変えるだけで撮る写真が変わる。
でも変えたくても全く変わらない、変えられないところもあるのは事実。
何を言ってるか分からないけど、本当にそうです。
最近のカメラの性能はすごい。
もはや天文学的数字になっている画素数や
勝手に瞳を追いかけたりするオートフォーカス、
1秒間に何十枚も撮れる連写性能、などなど。
魅力を感じる一方、写真って一体なんなんだろうって、少し頭がくらくらする。
オールドレンズで子供や好きな人、好きなものを撮っていると
心がおどったりホッとするのはそういうことなのかもしれない。
単なるノスタルジーとかではなく。
高性能、高機能に踊らされるものか。
本質を見抜いて取捨選択するのはこちらの仕事だ。

